トレーニング・ルーム
　

　クレー射撃を始めてみて“結構難しい…”って思っている人も多いのではないでしょうか？“どうせ弾が広がって飛んでいくんだから、ちゃんと狙えば当たるって！” なんて甘く見ていた人もいたりして…。
　そこでこのページでは皆さんを待つ最初の壁をいかに攻略するかアドバイスをしてみようかと思っています。
　その前に射台に入ってから引金を引くまでの基本チェックポイントです。きちんと出来ているか考えてみてくださいね。

１， 射撃姿勢での足のスタンス（位置）をきちんと決めましょう。できれば自分の撃つ順番が来る前に足の位置を決めておいたほうがいいでしょう。
（銃を構えてから足を動かす人がいるけど、これはダメ。）
２， 肩の位置やグリップの状態などをチェックしながら引金に指をかけないように銃を構えます。
もし銃を構えてシックリいかない時は銃をおろして（もちろん銃身を一度開け直して）もう一度、気分を新たに最初から構え直しましょう！
３， 銃を構えたら照星と中間照星が縦にきちんと並んでいるかを確認します。もし横にずれていたら顔（目）の位置が良くないということですから真っ直ぐ照星が並ぶように、銃あるいは顔を上手く調整してください。ただしその時に顔があまりにも横に倒れるようになってしまう場合はフォームに問題があるということになりますから、そういう人は正しいフォームが出来ているかチェックが必要です。
※ 照星と中間照星の離れ具合（隙間）は気にしなくて構いません。ただし構えるたびに離れ具合が違う場合は問題です。いつも同じように見える構え方を心掛けてください。
４， 銃口をクレーの放出口（ライン）方向に向けます。その時の照星の位置はクレーの出口にあるライン（マーク）より少し上がいいでしょう。（ビールビン１〜２本くらい上かな？もちろんラインの上にビンが置いてあると仮定してです。）ただしこのへんは個人差がありますので実際に撃ってみてクレーを捕まえやすい場所で構えるようにしましょう。
５， 視線のピントを照星からクレーの出る辺りに切り替えます。“照星がぼやけてしまうけど…” 確かにそうなりますが、まずはクレーをはっきり見ることが大切です。クレーを追いかける時にフォームさえ崩れていなければ必ず照星は視線の中にあるわけですから…。
６， ここまで出来たらコールして飛び出したクレーを追いかけて引金を引くだけです。コールのタイミングについては人それぞれ違ってきます。銃を構えてから集中力を高めた上でコールをする人もいれば、フォームが決まったらすぐにコールをする人もいます。女性の場合は体力的な問題が大きい要素になりますので、出来るだけ早目にコールしたほうがいいかもしれません。その場合、銃を構え終わった時点で集中力をピークに持っていけるように気持ちをコントロールすることが必要です。（できるかな？）

　とりあえずここまではどうでした？ちゃんと出来てましたか？スタンスを含め射撃フォームについては個人差がありますのでここでは触れませんでした。もし射撃フォームについて不安な人、質問のある人は個人的にお聞きください。
　次のページは本題の『遅いクレーの追いかけ方』についてです。